【レビュー】がんを知るならこの一冊!『がんになったら手にとるガイド』
こんにちは!緩和ケア医のみちるです!
現在の日本では、国民の2人に1人以上は生涯に何らかのがんと診断されます。
- 自分ががんと診断された
- 親族や友人ががんと診断された
このどちらかに当てはまる方は、多いのではないでしょうか?

でも、がんについて専門的なことは知らないし、情報もいろいろあって何が正しい情報なんだろう?
そんな方におすすめしたいのが、国立がん研究センターの『がんになったら手にとるガイド』です。
これをオススメする理由は、次の3つです。
① がん治療の全体像がわかる
② 別冊付録が受診時に役立つ
③ 無料で閲覧できる!

では、解説していきますね!
オススメポイント① がん治療の全体像がわかる

最大のオススメポイントは、 がん治療の全体像がバランスよく記載されていることです。
がんと診断され治療を行なっていくと、仕事、家族関係、家計など日常生活のさまざまなところに影響を及ぼす可能性があります。何事もなく治療が進んでいき、家族とコミュニケーションが全く問題なく協力も得られ、お金の心配もない、薬剤の副作用や苦痛症状も出現しない、そんな人はごく少数でしょう。
どんな治療法があるのか?
がん治療を行いながら仕事も続けられるのだろうか?
抗がん剤の副作用が心配・・・
収入が少ないから医療費が払えないかもしれない・・・
ひとりひとり、わからないことや、不安を感じている点は異なります。このガイドをご覧になれば、心配事の解決につながったり、どこに相談したら良いのかなどがわかります。
オススメポイント② 別冊付録が受診時に役立つ

このガイドは、本編部分と別冊付録『わたしの療養手帳』から構成されています。
本編部分では、以下のことが中心にまとめられています。
- 診断されたとき
- 検査や治療
- 治療の副作用と対処法
- 生活のこと
- 治療後のこと
- お金のこと
頭から読む必要はありません。自分が興味を持ったところから読んでいきましょう。
別冊付録『わたしの療養手帳』では、以下のような内容を書き込めるようになっています。
- 医師からの説明
- 医師への質問
- 治療の記録
- 体調の記録
- 療養生活の記録
上の写真のように薄いので、受診の際に『わたしの療養手帳』は持参しやすいですね!
- 日々の体調や生活、次回の受診時に質問したいことをメモしておく
- 受診時に持参し、受けた説明をメモする
また、書籍版はカバーを裏返すとブックカバーとして使用できます。書名を隠して読むこともでき、細かい配慮が感じられますね。

オススメポイント③ 無料で閲覧できる!
このガイドの入手方法は、以下の3つがあります。
- PDF版
- 電子書籍版
- 書籍版
なんと、PDF版と電子書籍版は無料で閲覧できます!。国立がん研究センターがん情報サービスのホームページからご覧ください。
まずはホームページでPDF版か電子書籍版のどちらかをご覧いただき、書籍が欲しくなった方や、別冊付録『私の療養手帳』を書き込んで使用したい方は書籍版を購入するのが良いでしょう。
また、書籍版は定価が1,100円(税抜)と、非常に良心的な価格です。
無料で閲覧できる点や、書籍版もお求めやすい価格に抑えている点に、「これを一人でも多くの人に読んでもらいたい」という制作者たちの強い気持ちを私は感じます。
まとめ
オススメポイントを、もう一度まとめておきます。
① がん治療の全体像がわかる
② 別冊付録が受診時に役立つ
③ 無料で閲覧できる!
まさに、このガイドはがんと診断された方、がんについて知りたい方がまず初めに読むべきものと言えます。
ご興味のある方は、まずは国立がん研究センターがん情報サービスのホームページから、無料版のPDFをご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
